この度、僕もついに完全ワイヤレスイヤホンデビューを果たした。
僕は今までSONYのワイヤレスレシーバーや、LEOPHILE EELというようなBluetooth接続のイヤホンを使ってきたけど、完全ワイヤレスイヤホンを購入したのは今回が初めて。
そんな僕が選んだのが「Jabra Elite Active 65t」だ。
Amazonの商品ページに飛んでもらえるとわかると思うけど、ワイヤレスイヤホンの中でも高価な部類に入る。
ワイヤレスイヤホンの入門用として買うにはどうだろうと思ったけど、その頃ちょうどAmazonサイバーマンデーで通常よりもおトクな価格で売られていたこともあって、どうせ買うならはじめから良いモノを買おうとポチってしまった。
かれこれ半年以上使ってみた感想としては、間違いなく払った金額に見合うだけの価値は間違いなくあったと言える。
北欧生まれの「Jabra Elite Active 65t」
イヤホンやヘッドホンと聞いて多くの人が真っ先に思い浮かべるのが、SONYやBOSEといった会社でJabraというメーカーはいまいちピンと来ないという人も多いだろう。
Jabraは北欧の国デンマークの企業で、Jabra Elite Active 65tは2018年第4四半期に世界で出荷されたワイヤレスイヤホンのうち、北欧を中心にAppleのAirPodsに次ぐ第2位のシェアを獲得している。
これくらいの高級イヤホンになると箱のデザインにもこだわっているのがわかるし、開ける前からワクワクさせてくれる。
箱の中身はイヤホン本体、イヤホンを収めるケース、イヤーパッド、説明書といった具合。
「Jabra Elite Active 65t」の外観&使用感
僕が購入したカラーはチタニウムブラック。
商品ページの写真を見るとJabraのロゴが入った円形部分がシルバーに見えるけど、実際はMacBook Proのスペースグレイに近い色合いだ。
クールな色合いで形状もシンプルなので個人的にはすごく気に入っている。
「Jabra Elite Active 65t」はいわゆるカナル型と呼ばれるタイプのイヤホンで、耳栓のように耳に押し込んで使用するのが特徴。
この点はAppleのAirPods(インナーイヤー型)との大きな差別ポイントの1つと言える。
もっともJabraの場合は単純に耳に押し込むというよりも、耳のカタチに吸い付くようにフィットするので従来のカナル型のイヤホンのように強く押し込む感は少ない。
出勤時に遅れそうな時に全力疾走したくらいで外れてしまうことはまずないと言っていい。
ただしイヤホン自体が少し大きめなので、ショルダーバッグなどを肩から外すときにベルトが引っかかりやすいというデメリットがある。
僕自身、荷物を下ろそうとした拍子にベルトがイヤホンに引っかかってポロリと取れてしまったことがあり、そのときは流石にヒヤリとした。
カナル型ということもあって、ノイズキャンセリングが付いていなくても駅のホームや電車の中で音が聞き取りづらくなったことはほとんどなく、遮音性は申し分ない。
曲送りや音量の上げ下げという操作はスマホをいちいち取り出さなくても、イヤホン側で行うことができる。
これは左側のイヤホンの写真。
Jabraのロゴの両隣にある突起部分を押したり長押ししたりすることで、曲送りや音量の上げ下げを行う。
右側のイヤホンは「Jabra」のロゴが書かれた円形部分がボタンになっており、こちら側では電話の応対やBluetoothのペアリングといった操作を行う。
詳しい操作方法はJabraのスマホアプリでの確認することができる。
長押しする時間によって操作が変わるので慣れるまでは少しやりづらさがあるのと、ボタンを押すという操作方法である以上、必然的にカナル型のイヤホンをより強く耳に押し込んでしまうことになるのはネックなところか。
ケースから取り出せば即ペアリング
最初にペアリングを済ませてしまえば、後はケースから取り出してイヤホンを両耳に装着するだけで瞬時にペアリングが完了してしまう。
さらにイヤホンやスマホ本体を直接操作しなくてもイヤホンを外すだけで曲の再生が停止し、イヤホンを付けるだけで曲が再開する。
最大15時間使用可能なスタミナ
「Jabra Elite Active 65t」は本体だけで連続して5時間使用可能なバッテリーが搭載されている。
……君、こんなに小さい体のどこにそんなパワーを秘めているんだい?
さらに付属の充電ケースにも10時間分(本体を2回フル充電でできる分)のバッテリーが搭載されているので最大15時間の使用が可能だ。
ケースの充電はマイクロUSBケーブルを接続して行い、モバイルバッテリーでの充電も可能。
ケースのバッテリー容量によってケース下部のLEDの色が以下のように変わる。
- 緑(充分に充電されている)
- 黃(充電が減ってきている)
- 赤(ケースの充電がなくなっている)
堅牢な耐久性
「Jabra Elite Active 65t」はIP56の防塵・防水性能を持っている。
これがどれくらいのものかというと、急な雨に振られたりシャワーを浴びながら使う分にはびくともしない。
物理的な衝撃にも強く、ある時イヤホンを階段で落としてしまった際、流石に少し傷は付いてしまったものの、音楽が聞けなくなってしまったり音質が劣化するというような不具合は一切なかった。
作りは見かけ以上に頑丈だと思っていいだろう。
聞いた瞬間にわかる音質の違い
開封してすぐに音楽を聴いてみた瞬間、今まで使ってきたイヤホンとは「格が違う」とわかった。
「完全ワイヤレスなのにすごい」というような次元の話しではなく、イヤホン全体の中でも間違いなく高品質な部類に入ると聴いた瞬間に直感できるレベルだ。
特に中音域の音質は抜群によく、ボーカルはもちろん楽器の演奏の音までくっきり表現されている印象。
いわゆるドンシャリと言われるような高低音を強調して響かせるようなタイプのイヤホンではなく、フラットに曲の意図を伝えてくるイヤホンと言える。
だからといって高低音の表現が弱いかと言うと決してそうではなく、女性ボーカルのキーの高い曲やドラム強めのロックでも心地よく聴くことができる。
静かな場所で作業する時などに使うと、文字通り音に包まれているかのような感覚さえ覚えてしまう。
外音取り込み機能
「Jabra Elite Active 65t」は優れた遮音性を持っているけど、それ故に電車や駅のアナウンスを聞き逃してしまうという危険性もある。
そんな事態を回避するために「Jabra Elite Active 65t」には右側のイヤホンのボタンを2回ほど押すことで、周囲の音を取り込むことができる外音取り込み機能(HereTurough)が搭載されている。
この機能は音楽を聴きながらでも使用することができるので、音楽を楽しみつつも周囲の音にも配慮できるのが嬉しいところ。
専用アプリ「Jabra Sound+」がすごい
「Jabra Elite Active 65t」はいわゆるドンシャリ型のイヤホンではないというのは先に話した通りで、人によっては高温や低音に物足りなさを覚える人もいるかもしれない。
そんな時は「Jabra Sound+」というアプリを使用することでイコライザを調整することができ、自分好みの音質に近づけることが可能。
ただまあイコライザ調整に関しては割とよくある機能。「Jabra Sound+」のすごいところはここからだ。
「Jabra Sound+」にはサウンドスケープという機能が付いている。
人間、無音よりもある程度の雑音があるくらいの方が集中しやすく、自宅では煮詰まってしまう作業もカフェやマックに場所を移したら捗ったなんて経験は誰しもあるだろう。
そういう程よい雑音や自然音をバッテリーが持つ限り流し続けてくれる。
フォーカスのタブを開くことが可能。
なお、このタブを開くと外音取り込み機能が自動的にOFFになるので歩行中などは注意が必要。
海の波や雨音、群衆の音など、種類も豊富に用意されているので、ぜひ自分のお気に入りの音を流して集中してもらいたい。
アプリはAndoroid、iPhoneともに用意されているので、どちらのユーザーも安心してほしい。
現状最高の完全ワイヤレスイヤホン
「Jabra Elite Active 65t」の特徴をざっくりまとめると
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- ケースから取り出すだけでペアリング
- イヤホンを付ける(外す)動作で曲のON-OFFが可能
- Siri、Googleアシスタント、Amazon Alexaに対応
- 専用アプリで自分好みの音質に変えられる
- ケース込みで最大15時間使用可能
- IP56防塵・防水性能
- 外音取り込み機能
- カナル型で遮音性も高い
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「Jabra Elite Active 65t」には、我々ユーザーが現時点で完全ワイヤレスイヤホンに求め得る機能のすべてが詰め込まれていると言っても過言ではない。
僕が完全ワイヤレスイヤホンの1つの完成形と表現した理由もお分かりいただけるはずだ。
値段的に完全ワイヤレスイヤホン初心者がお試しに買ってみるといった目的には向かない。
しかし、間違いのない商品であるということは胸を張って言える。
「Jabra Elite Active 65t」は最高の完全ワイヤレスイヤホンを求めている人、イヤホンをいくつも買って失敗したくないという人にオススメの一品なのでぜひ一度チェックしてみてほしい。
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