【注意喚起】ポケットWi-Fi「CREATE LTE+WORLD」のプランがひどすぎた

この記事に検索でたどり着いた人は、たぶんデパートとかショッピングモールなんかで買い物中に声をかけられて、「クリエイトLTEって何?」みたいな感じで検索してきた人が多いと思う。

それ以外の人にとってはなんのこっちゃと思われていることだろうけど、要は株式会社クリエイトグループっていう企業が運営しているポケットWi-Fiのサービスだ。

まあ僕は申込み翌日に即クーリングオフしてしまったのだけど(笑)。

その理由や他社との比較も交えつつ、こういうサービスなのだと知っていただけたらと思う。

CREATE LTE+WORLDとは

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この記事が公開されたばかりのときに検索をかけても、たぶんまだ公式な情報は上がっていないと思う。

なんたって2020年7月2日に開始されたばかりのサービスだし。

なぜ僕がそんな未公開情報を知っているかって?

先日マルイに服を見に行ったときに、公式なリリースに先駆けて行われていたプロモーションイベントに出くわしたからだ。

まあ大抵の呼び止めやキャッチはスルーするんだけど、こういうガジェット系はなかなかどうして無視できず。

話を聞いてみると各地のショッピングモールやデパートなんかで宣伝も兼ねてモバイルルーターを配っていて、先行利用者は正式リリース後の価格よりおトクに使えるという触れ込みだった。

トリプルキャリア(クラウドSIM)対応

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これまでのMVNOやモバイルWi-Fiのサービスだとdocomo系、Softbank系というように大手キャリアのいずれかの電波を使用するような形だった。

それに対して、トリプルキャリアはその名の通りdocomo、au、Softbankの3大キャリアの中から、その場所で一番繋がりやすい電波で自動に切り替えて接続してくれる。

クラウドSIMといって、これまでのルーターのようにSIMカードを挿し込むのではなく、ルーターの内部に様々な通信会社のSIM情報が内蔵されている。

よって、SIMカードを抜き差しする必要がなく海外でも使用可能で「+WORLD」というサービス名はここから来ている。

日本国内で言えば3大キャリアの電波を切り替えて使うことができるので、今までよりも広範囲で安定して利用できるのは魅力的。

ただしこれは機械側が自動で行うものであり、自分の判断で「今日はdocomo使お!」みたいなことはできないので注意。

あと、使用している回線はLTEなのでWiMAXとは異なって屋内での受信は強い。

反面、YouTubeの動画を視聴したりネットサーフィンするくらいなら問題はないけど、動画みたいなデカいファイルをアップロードしたり、オンラインでFPSをやったりなんて用途には向かない。

それをやるなら素直に固定回線を引くべき。

調べてみると、「どこよりもWi-Fi」をはじめトリプルキャリアに対応した無制限ポケットWi-Fiを取り扱っているところは多い。

スタッフさんは3大キャリアの電波が使用できることを売りにセールストークしていたが、ぶっちゃけクリエイトグループはトリプルキャリアに関しては完全に後追いだと言っていい。

そして僕自身もこれをきっかけに調べたことで、ようやくトリプルキャリアという言葉を知り、いかに自分が情報のインプットを怠っていたかを痛感させられた。

6万円のルーターがタダ……?

話に集中していて写真に撮るのは忘れていたけど、使用しているルーターはGlocalMe U3という新発売のルーターだ。(2020年7月時点)

2020年7月時点では、まだ公式サイトに情報は出ていないがuCloudlink株式会社が販売しているGlocalMe U2sの後継機に当たる。

決してクリエイトグループの自社製品ではない。

GlocalMe U3に関するスペック等の情報はGreenWavesさんの記事で詳しくまとめられているので、そちらを参考にしてほしい。

で、1つ気になったのがスタッフさんに「これいくらだと思います?なんと6万円なんですよ!」と言われたのだけど、実売価格18,000円程度ってなってるよ?

どういうことだってばよ……。

ちなみにクラウドSIM機能は付いていないSIMロックフリー版のU3なら普通に楽天やYahooショッピングなどで買える。

まあ正直、モバイルルーターの価格設定にしてはかなりおかしいとは思ったけど、スペックだけを見れば端末自体はなかなか魅力的なアイテムだと思うので、ガジェットに罪はない。

このイベントの趣旨というのが、このルーターをただで配って利用してもらって草の根的に宣伝してもらおうということらしいけど、世の中そんなに甘い話はないよねというのはさらに後述。

通信量無制限で使い放題……?

通信量無制限を謳ってはいるけど、やはり真の意味での無制限ではない。

その日の通信量が3GBに達した場合、速度制限がかかってしまう。(午前0時の日付をまたぐと制限が解除される)

通信量の制限のかけ方は会社によって「3日で10GB以上」や「異常な通信量のヘビーユーザーとみなされた場合」といった表現になっているなど様々なので、こればかりはどれがいいかはその人次第だろう。

1日3GB制限ということは、×30日でだいたい1ヶ月90GB程度のプランということになる。

正直この月額でこの程度の容量しか使えないのはふざけてる。(後述)

3年縛りで月額6,600円は高い

一度は申込み用紙にサインしてしまった僕が言うのもなんだけど、冷静になって考えてみれば税込み6,600円の月額は高い。

ちなみにこの価格はイベントで契約した人限定の価格で、一般にリリースした後はモバイルルーターの59,400円の分割支払い金(÷36ヶ月=1,650円)が月額に乗ってくる。

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さらにタブレットも一緒についてくると言われたのだけど、これもモバイルルーターと同様にプレゼントなので月額には乗ってこないものの、このタブレットの分割支払総額がなんと63,360円!(÷36ヶ月=1,760円)

iPad miniを軽く超える価格だけど、そのタブレットの機種はNEC Lavie Tab E TE507。

2020年7月時点でのAmazonの価格を見ると16,000円程度で買えてしまう。(スペックを見てしまうと正直この価格でもまったく欲しいと思わない)

プロモーションの内容としてはルーターとタブレットの代金を除いた特別価格でサービスを利用できるという触れ込みではあるが、見出しにもあるように契約期間が36ヶ月となかなかに長い。

ルーターとタブレットを無料でプレゼントと謳ってはいるけど、仮に3年以内に解約しようとした場合、10,450円の契約解除手数料+タブレットとルーターの総額122,760円の分割支払い残額の支払いが必要となる。

例:仮に1年で解約しようとすると、10,450円(契約解除手数料)+81,840(24ヶ月分の残債)=92,290円という高額な違約金を払うことになる。

契約解除手数料はまだギリギリ納得できるとしても、明らかに適正価格ではないルーターとタブレットにここまでの違約金を取られるというのはいくらなんでもアコギだと言わざる得ない。

ルーターはレンタルではなく利用者の物になるということを強調していたけど、正直このカラクリに気づくと買い切りの魅力などどこにも感じない。

一応言っておくと、3年間契約を継続した利用者は36ヶ月後に4,400円まで月額が下がるという特典もある。

ただ、通信規格が5Gに移行しようとしている時代に3年も4G LTEに縛られるのはナンセンスだし、3年も待つ価値があるほど魅力的な価格でもない。

どこよりもWi-Fiというほぼ完全な上位互換

モバイルルーター「U3」、通信容量無制限、トリプルキャリア対応というクリエイトLTEが特に売りにしていた3つの条件で探したら月額4,000円未満で利用出来る会社が結構存在することが判明し、自分の情弱っぷりにしばらく打ちひしがれてしまった。

その中でも目を引いたのがどこよりもWiFiだ。


これ以外にも本当は各社の比較も書きたいところではあるけど、それをやると記事の方向性がズレてしまうので今回は「どこよりもWi-Fi」のみの紹介とさせていただく。

あくまでもカタログスペック上での比較にはなってしまうけど、それでも無制限を謳ったポケットWi-Fiのなかではダントツにコスパに優れたサービスだと言える。

ちなみに万が一U3を壊してしまった場合に支払う機器損害金が18,000円とこちらでも記載されていることからも、クリエイトLTEの機器代は適正な価格ではないということがわかる。

縛りありプランを仮に途中でやめることになったとしても9,500円(税抜)の違約金だけで済むことを考えれば、クリエイトLTEよりもまずこちらを有力候補に選ぶべきなのは明白だ。

ちなみに「どこよりもWi-Fi」にはいつやめても違約金がかからない「縛りなしプラン」というものも存在する。(ただしこちらの場合はU3と通信容量無制限を選択することはできない)

また、最大接続台数が10台から5台にはなってしまうものの、モバイルルーターをU2sにすること6ヶ月間月額料金が安くなるキャンペーンもある。

以下は2社の比較表(価格は税抜で記載)

プラン どこよりもWi-Fi無制限プラン(U3) CREATE LTE+WORLD(U3)
月額料金 3,380円 6,000円
初期費用 3,000円 3,000円(契約事務手数料)
契約期間 24ヶ月 36ヶ月
機器費用 18,000円(レンタル品を壊してしまった場合のみ) 54,000円(月1,600円)
解約費用 24ヶ月以内:9,500円(違約金)
25ヶ月目:0円
36ヶ月以内:9500円(違約金)+端末代の残債
36ヶ月目:0円

株式会社クリエイトグループの評判

株式会社クリエイトグループは福岡に本社を持つ会社だ。

あまり耳慣れない会社ではあったけど一応プライバシーマークを取得していたりと、それなりにきちんとした運営はなされている模様。

僕がクーリングオフを伝える電話をかけた時は商品が発送されてはおらず、契約がまだ成立していなかったこともあってか、変な引き止めもなくスムーズにキャンセルできた。

調べてみると通信事業がメインのようで、ガラケー時代から携帯販売の代理店やMVNO事業もやっていてバウエモなる独自ブランドも存在する。

なぜクリエイトLTEとブランド名を分けているかは謎だけど。

キャリアの代理店をやっているということを聞くと、こういう抱き合わせ商法的なのも納得してしまう。

それで会社名やこれらのサービスブランド名をGoogleやTwitterで検索してみると……まあ、うん。

こういう書き込みというのは個人の主観が入っていることも多いので、最終的な判断は自分で下してほしいということを前置きした上で参考までにリンクを貼っておく。

株式会社クリエイトグループで検索

株式会社クリエイトグループ福岡本社で検索

TwitterでCREATE LTEの評判を調べる

Twitterでバウエモの評判を調べる

他にいくらでも良いサービスは存在する

Createlte plus world4

クリエイトLTE+WORLDについてまとめると

  • モバイルルーターはGlocalMe U3(実売価格:18,000円)を使用
  • その機器代が税込みで6万円近い価格に設定され、明らかに適正ではない
  • 本来、16,000円程度のタブレットが税込みで6万円超え
  • プレゼントを謳ってはいるものの、36ヶ月以内での解約時はそれらの残債分も支払わなければならない
  • 無制限を謳ってはいるが実質1ヶ月で90GB程度しか使えない(1日3GBで制限)
  • 3年後に月額4,400円に下がるが、そもそも月額4,000未満で同様のサービスを提供する業者は複数存在する

説明から申し込みまで、そして帰宅してからすぐに自分のバカさ加減に気づいてクーリングオフのハガキを作り、翌朝すぐに郵便局に行ってからキャンセルの電話をかけたりと、それなりに時間を無駄にしてしまった。

ただ、このままこの出来事をなかったことにしてしまったら本当に時間を浪費したわけで終わってしまう。

ブロガーの端くれとして自分の記録と、他に同様の勧誘を受けた人たちへの注意喚起も兼ねて記事にまとめた次第だ。

今までサボっていたブログを再開するいいリハビリになったし、何より2〜3年前の知識で止まっていた通信事情の知識についてアップデートすることもできたので、むしろ今回の出来事には感謝している。

一旦は申し込んだことで、料金が詳細に記載された用紙も手に入ったしなあ!

クリエイトグループのクリエイトLTEやバウエモといったサービスについてはお世辞にもオススメできるものではないということは断言できる。

クリエイトLTEはショッピングモールなどでの対面でのセールスに力を入れているらしいけど、仮に遭遇してもすぐには契約を決めないでほしいということを強く言いたい。

こういう通信サービスにしても他の通販にしても、自分自身が使うものだからこそ納得するまでとことん調べ尽くした上で利用を決めたいというのは今回の1件で改めて強く思ったことだ。

やはり落ち着いた状態で充分な検討ができない中での決定は危険な行為だと痛感した。

あなたにとって今回の記事が反面教師になったのなら嬉しく思う。

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