地震、台風、雪害……災害列島とも呼ばれる日本では毎年のようにどこかで何かしらの自然災害が起こっているといっても過言ではない。
誰かが被災して困っている時、あなたも何かしなくては思い、ボランティア活動への参加や支援物資を送ったりといったことを考えるかもしれないが、ちょっと待ってほしい。
災害の程度にもよるので一概に言うことはできないが、被災地ではボランティアを受け入れる体勢がまだ整っていなかったり、必要な物資も時間が経過するにつれて変化していく。
そんな中で被災地に突然お仕掛けたり、一方的に物を送りつけるのは自己満足以外の何物でもなく、先方にとっても迷惑でしかない。
東日本大震災の際、不要な支援物資の仕分けが被災地の負担になったことはまだ記憶に新しいところだ。
では、我々にできることはないのかと言うと、決してそんなことはない。
誰でも気軽に送ることができて、役に立つものがある。
お金だ。
Yahoo!ネット募金ならスマホ一つで募金ができる
銀行振り込みも悪くはないが、最も気軽に行える募金方法としてYahoo!ネット募金がある。
その名の通り、ネットから募金が出来るというもので、寄付の方法は3通りある。
いずれも初めてYahoo!を使うのであれば、初めにアカウントの登録が必須なので、まだ持ってない人はこの機会にアカウントを作っておくと良いだろう。
既にYahoo!ショッピングなどを利用していてアカウントを持っているなら、手続きは極めてスムーズだ。
クレジットカードで寄付
使用できるのはVISA、MasterCard、JCB、American Expressの4種類なので主要な国際ブランドはほぼ網羅している。
100円から募金が可能で上限は1,000,000円。
支払回数は一括のみ。
クレジットカードの項目にカーソルを合わせて、寄付金額を選択。
これは気持ちなので無理のない範囲で選択しよう。
利用規約によく確認して内容に同意したらチェックボックスをタップ。
寄付の手続きに進んだら、まず支払いに使用するクレジットカードを選択。
過去に一度もYahoo!のサービスでクレジットカードを使用したことがない場合は、ここでクレジットカードの登録を行う必要がある。
クレジットカードの選択が終わると、いよいよ最終確認画面だ。
寄付する対象、金額などに間違いがないかよく確認した上で確定ボタンをタップする。
以下の画面が表示されれば、手続きは終了だ。
寄付した内容が登録したメールアドレスに送られてくるので、それも念のために確認しておくといいだろう。
私は既にYahoo!のアカウントにクレジットカードの情報が登録されていたので、所要時間はここまで1〜2分と非常にスムーズだった。
Tポイントで寄付
Yahoo!ネット募金の素晴らしいところは貯まったTポイントを義援金として寄付できるというところ。
クレジットカードを持っていなかったり、金銭を寄付するのは少し厳しいという学生さんでも、TSUTAYAやファミマで貯まったTポイントなら寄付しやすいのではないだろうか?
Tポイントは1ポイントから寄付することが可能だ。
クレジットカードの時と違って、ここで「寄付する」をタップするとそのままポイントが寄付されるので、金額を指定する際に間違いがないかよく確認しよう。
Softbankスマホで寄付
Softbankユーザーなら毎月のスマホ料金と一緒に支払うことも可能だ。
支援はお金ですべき理由
個人の支援物資は邪魔
まず、個人で送れる支援物資などたかが知れている。
細々とした荷物が大量に送られてきても、現地では仕分けに苦慮するだけだ。
事実、東日本大震災や熊本地震の際に、これが問題となった。
それに、冒頭でも書いたが被災地で必要なものは時間とともに変化する。
被災直後はとにかく水や食料といった命を繋ぐもの重要になっていくが、ある程度状況が落ち着けば、食料は充分被災者に行き渡るようになるので、その頃に届いても邪魔になるだけ。
その点、お金であれば物資はもちろん、倒壊した建築物の再建といった復興事業にも使ってもらえる。
少し嫌な言い方になるかもしれないが、お金さえ渡しておけば、あとは専門家たちが適切に使い方を考えてくれるので、我々素人が無闇に物を送るよりもずっと効率がいい。
お金は何にでもなれるのだ。
物質的な支援は企業や団体に任せておけばいいというのが私の持論だ。
それでも物資を送りたいというのであれば、個人で送るのではなく、一度NPO法人などの窓口を通してほしい。
ボランティアは被災地が落ち着いてから
現地の情報がはっきりしていない内から被災地に入るのは危険だし、二次災害の危険すらある。
ボランティアは自己完結、自己責任が大原則。
被災地で足手まといになってしまっては元も子もない。
無理に被災地に出向くぐらいなら、そのための交通費なりガソリン代を寄付した方がずっと有意義なはずだ。
ボランティアに行くのは現地の危険が少なくなってからでも遅くはない。
少しでもいいのでご支援を
平成30年7月豪雨を受けて人気YouTuberのHIKAKINさんも寄付を呼びかける動画をアップしている。
HIKAKINさんがこのような動画を上げるたびに言っているのは、我々1人1人の寄付の方が自身の100万円の寄付よりも圧倒的にパワーがあるということだ。
私が住む東京都には10,000,000人を超える人々が住んでいるが、仮にこの数の人々全員が100円寄付したとすれば10億円にもなる。
ソーシャルゲームの課金を1回我慢したり、毎日の飲み物をコンビニで買うのをやめて水筒にすれば、充分捻出できるし、週末の飲み会を1回断れば3,000円くらいは出せるのではないだろうか?
今この瞬間にも被害に遭われている苦しんでいる方が存在する。
ほんの少しの気持ちでもいいので、協力していただけたら幸いだ。
災害で亡くなられた方々のご冥福と、被災された方々が一日でも早くもとの日常を取り戻せることをお祈りいたします。